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営農情報

20.12.30

水稲

農閑期には作付けや施肥設計などを栽培計画・目標に照らして振り返り、次年度に備えましょう。

【土壌改良資材について】
 近年、生育期の天候不順や台風による倒伏、高温障害による乳白米や胴割れ米への心配が増えています。窒素過多や密植、日照不足、病害虫の発生等で葉・稈が軟弱となります。軟弱な稲は雨風等の被害により倒伏の可能性が高くなります。
 稲作において、著しい天候不順にも対応できる良質米の安定生産には地力の確保が大切です。土壌改良資材などを利用した土づくりをお願いします。

土想神・・・ケイ酸・リン酸・カリ・苦土・アルカリ分・鉄・マンガンを一度に補給できる、省力で低コストの水田用総合土づくり肥料(予約価格で1,680円/1袋 10a当たり5袋散布)

【食味分析について】
 今月の訪問日で「令和2年産米の食味・品質分析結果」が配布されていますので今後の栽培管理の参考にしてください。
 
 目標値を基準に、その結果がランク欄に5段階で示されています。スコア値及び米粒判別結果の整粒値『S=スペシャル』を目標に栽培管理に取り組みましょう!
 分析計で計測される項目は様々ですが、主に「アミロース」「タンパク質」の値が食味に大きく関係します。評価値が高く美味しいとされるお米は、いずれの数値も低いお米です。
 登熟期の気温によって米粒の中のデンプン成分が変化し、品種によって差はありますが、出穂後30日間の平均気温が24℃前後で、食味が良くなります。また、極端な高温条件ではアミロース含量が少なくなり、玄米に白濁が発生し品質低下につながります。
 登熟期間の日照時間が長く昼夜の気温差が大きいと、日中盛んに光合成する一方で夜間の呼吸が抑えられて米粒の充実が良く、収量が増えるとともに良食味となります。
 逆に、天候不順により日照時間が短いと、相対的にタンパク質含量が多くなったり、粘りや硬さも変化したりするため食味が低下します。
 また、穂肥の量が多く遅くまで稲体や籾に窒素成分が残っていると、タンパク値が高く出る傾向があります。玄米タンパク値で 7.0以下に抑えることで「粘りのあるおいしい米」になります。

 詳しくは各地区指導員までお問い合せ下さい。




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